COJO SURF BOARD DESIGN STATION

どこかに軽くぶつけたり、気ずかないうちに出来てしまったヒビ。これは一番簡単なリペア。


まず、左写真のように傷の部分を傷より大きめに60番の荒いペーパー削る。このときのポイントは傷の周りをフォームが出てしまうほど削りすぎてしまわないこと、クロス1,2枚分削る感じ。それと、傷の部分が白く剥離してしまっていれば、その部分をうまく削り取ろう。

次はクロスを2枚から3枚重ねて傷にあわせてうまくマスキングしよう!このときのポイントは、一度ボードの平面の部分でマスキングしてからそれをはがしてレールに引っ張るようにクロスを貼り付ければ、樹脂を塗ったときにクロスにシワがよったり エアーが入ったりする事はないよ。

20(レジン)対1(硬化材)の割合で作った樹脂をクロスにしっかり浸透させよう。この時のポイントは、リペアを行っている場所の温度が25度ぐらいがベスト!夏のとても暑いときなどは樹脂がすぐに固まってしまうし、冬の寒いときは、逆に固まらないなんてこともある。そんな時は樹脂をドライヤーで軽く暖めてから硬化剤を入れると固まりやすいよ!!

樹脂が固まったらマスキングをとって樹脂の浸透していないクロス部分や、ふちの部分を120番のペーパーできれいに整えてからもう一度クロスをはったところ全体に樹脂をぬって1日置く。

そして仕上げは、120番、180番、320番、と順に目の細かいペーパーでサンディング。この時のポイントは、仕上がりをきれいにする為にサンディングする方向をテールからノーズ、ノーズからテールという一定の方向でサンディングしていこう。これでリペア完了!!このあとクリアラッカーを吹いてあげれば仕上がりも一段ときれいになるよ。

傷害物や、他人の板が当たってフォームが出てしまうほどの穴があいてしまった場所の修理。


写真のようなクラッシュをしてしまった場合、まず水を吸ってしまっているようであれば風通しの良い日陰の場所に一週間ほど置いて乾かそう。それから中に入った砂や、ギソギソになったクロス、フォームをカッターやペーパーを使ってきれいに整える。これをしないと樹脂を流したときにエアーが出てくる原因になるぞ。

樹脂がこぼれないようにマスキングでプールを作ったら樹脂をゆっくり流し込む。このとき樹脂に水性のプラカラー(白)を混ぜておくと傷口は白く目立たなくなるよ。流し込んだ樹脂からプクプクとエアーが出てくるようであれば、つまようじでまめに気泡をつぶしておこう。注意点として、傷があまりにも大きく深い場合はフォームを埋め込まなくてはいけない。樹脂は固まるときに凄く熱を持つので危険だし、板自体重くなってしまう。こんな場合、自信が無ければショップにリペアを頼もう!!

樹脂がカンテン状に固まってきたら、余分な部分はカッターで取り除いておこう!そうすれば後のサンディングが楽になるよ。完全に固まったら傷口よりも大きめにサンディングしてクロスをかけて後の手順は上のレール部分の修理と同じ。

完了!!ボトム面などはサンディングの時、あて木を使えば綺麗に仕上がるよ。

例に挙げた修理以外で、たとえば、ノーズが折れた!とかフィンが折れた!フィンボックスごともげた!と言う場合にはショップに修理を出す方が無難だよ、樹脂やクロスなどの使う料もかなり多くなるからね。
それからまっ二つに折れたボード、これはもとの形には戻るけどかなり危険!そうなってしまったら、いさぎよく新しいボードを探そう!!デッキ部分がべコベコに剥離してしまっているボード、これも修理不可能と思って!この場合相当長い間修理せずに放置していたか、ボードの保管場所に問題があるかも!?
それでは自分なりに出来そうな範囲からリペアにトライしてみましょう!!